26歳で三洋に中途入社し九州支社に配属。2008年から4年連続で社内販売台数1位を達成し、36歳で京都営業所長、38歳で東京本社営業統括部部長、そして48歳で営業統括部執行役員本部長になりました。

　三洋の『海物語』は20年以上にわたる大ヒットによりパチンコ業界に多大な貢献をしてきたと自負しています。しかし昨今業界の大きな変革が求められており、依存症対策などによる遊技機の規制の流れも強まっています。世の中の娯楽の選択肢が増えたことも含め、以前の三洋を中心としたパワーバランスから新しい流れに変化していく過渡期と言えます。この変化の時代において、これまで以上にユーザー様に日々の癒しとなりうる娯楽を提供し続けていくために、新たな三洋スタイルが求められています。長年に渡り業界をリードしてきたノウハウがあるからこそ、三洋にしか切り拓けない未来があると断言でき、誇りと使命感を感じています。
　　
　三洋の営業職は大きな責任とやりがいに満ちた存在です。我々は『海物語』というホール内で長期稼働する価値の高い機種を販売しています。幅広い客層に愛され、ホール様の看板機種となり、ユーザー様がそのお店を評価するためのバロメーターになり得る機種です。もちろんライバル店舗との主導権争いにも関わってくるため、弊社の営業は単純に新台の機種案内に力を入れるだけでなく、ホール様の行く末に大きく影響を与える存在だということを自覚しなければなりません。営業の提案次第でホール様の運命が左右される唯一のメーカーが三洋であり、我々はその使命を果たすためにホール様の状況、事情、趣向を知り、地域性やユーザー層や近隣店舗の情報もしっかりと把握し、他メーカー以上の覚悟を持ってコンサルティングを行っています。

　先に述べたように三洋営業は他メーカー以上の実力と責任を求められる環境ですが、その力は一朝一夕に身につくものではありません。まずはお客様を好きになること、そして担当ホール様に必ず喜んでもらいたいという前向きなマインドを持てる人物が必要です。ホール様に成功して欲しい、喜んで欲しい、全てはこのマインドから始まります。そのスタートがあればお客様のことをもっと知りたくなり、お客様の情報と自社の機種特性を踏まえた最高のコンサルティングに繋がります。
また『無駄』を大切にしてください。機種の話しだけに一生懸命になっている人は信用してもらえません。お客様も人間です。一つ一つの行動から、この人は本当に自分たちを応援してくれているのかどうかを常に判断されています。隙間時間で情報提供やアドバイス、世間話をしてくれるような営業こそ信用されますし、思い返してみればこの『無駄』な時間こそが今でもホール様との深い人間関係に繋がっていると思います。

　最後に、失敗を恐れずにチャレンジして欲しいです。失敗できるのは新卒新人の特権です。若いうちは色んな事に積極的にチャレンジして、どんどん失敗してください。それが成長への一番の近道です。
　三洋営業はホール様と深い関係を築くことができます。時に叱咤されることもありますが、それ以上に担当として認められ信頼して頂けた瞬間の喜びは大きなものです。三洋であればきっとドラマチックな営業人生が送れるはずです。

　皆様の希望と期待に満ちた社会人生活をお祈りしています。